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まもるくんパーク

心の健康~メディカルケアハウス~

健康な心で
「元気にイキイキ」

私たちの暮らす現代社会はストレスがいっぱい。子どもから高齢者まで、ストレスを全く受けずに生きられる人はいません。ストレスをよりしなやかに受けとめたり、「じょうずに付き合う」ことを考えましょう。

イラスト:メディカルケアハウス

  1. 62ストレスってそもそも何?
  2. 63ストレスはゼロにはならない?
  3. 64体によくない影響を与えるのはどんなストレス?
  4. 65ストレスが生活習慣病につながるってホント?
  5. 66ストレスや、ストレスによる疲れをためないためには?
  1. 67イライラしやすい人のためのストレス解消法は?
  2. 68毎日なんとなく体調が悪い人のためのストレス解消法は?
  3. 69すぐにゆううつになってしまう人のためのストレス解消法は?
  4. 70最近落ち込んだ気分が続いている。これってうつ病?
まもるくんのイラスト

62ストレスってそもそも何?

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ストレスとは、「さまざまな刺激を受けた時に生じる心や体の緊張状態」のことを指します。ストレスのもとになる「刺激」には、痛みなどの身体的なものから不安などの精神的なものまでいろいろありますが、これらの刺激を受けると血圧の上昇、心拍数の上昇などさまざまな反応が生じ、体がストレスに抵抗しようとします。

私たちが日々さらされている暑さや寒さ、騒音など日常のちょっとした刺激も、ストレスの原因になります。また、進学や就職、出産など喜ばしい変化も、実はストレスの原因になるのです。

63ストレスはゼロにはならない?

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ストレスをゼロにすることは残念ながら不可能に近いでしょう。

それに、適度なストレスは“人生のスパイス”。下の図のとおり、適度な緊張(ストレス)は、最高のパフォーマンスにつながるといわれています。例えば、「大きな仕事を任された」などの出来事に伴うストレスは、その人の成長につながります。

ただしこれは、前向きに受け止められる場合。それを負担に感じてしまうと、心身ともにつらくなります。ストレスは状況や感じ方によって、良くも悪くもなるのです。

ストレスパフォーマンス曲線

グラフ:ストレスパフォーマンス曲線

「ヤーキーズ・ドットソンの法則」を元に作成

64体によくない影響を与えるのはどんなストレス?

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家庭内の不和といった「望まないストレス」、また強すぎるストレスや長く続くストレスは心身に悪影響を与えがちです。

こうした過度のストレスの下では抵抗力が低下し、「体がだるい」「何もする気が起こらない」「集中力が続かない」など、心身にさまざまな不調が現れてきます。

65ストレスが生活習慣病につながるってホント?

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過度のストレスがあると、それを紛らわせるために食べすぎ・飲みすぎてしまったり、たばこの本数が増えたりしてしまいがち。こうした生活習慣の乱れとストレスによる自律神経系の異常や不眠などは、肥満や高血圧高血糖脂質異常を招き、動脈硬化を促進してしまいます。

ストレスと生活習慣病は一見無縁なようですが、このように密接にかかわっているのです。

66ストレスや、ストレスによる疲れをためないためには?

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ストレスは、たまればたまるほど解消するのが難しくなります。大切なのは、そうなってしまう前に自分のストレスの状態に気づくこと。「疲れたな」「ストレスがたまっているな」と感じた時は無理にがんばり続けたりせず、早めに対処することが肝心です。

目標は、1日のストレスや疲れをその日のうちに解消してしまうこと。“1日決算主義”を心がけましょう。

67イライラしやすい人のためのストレス解消法は?

ストレスをじょうずに解消するコツは、自分に合ったストレス解消法を知っておくことです。

周囲の行動や言動に腹が立ち、ふとしたことで“キレてしまう”タイプの人は、ストレスを感じたらすぐ即効性のあるストレス発散法を試してみましょう。

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68毎日なんとなく体調が悪い人のためのストレス解消法は?

特に悪いところもないのに体調がすぐれないタイプの人は、心と体をゆったりとリラックスさせてみましょう。

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69すぐにゆううつになってしまう人のためのストレス解消法は?

人間関係がわずらわしく感じられ、出勤や外出にも疲れてしまうタイプの人は、一人で静かに過ごす時間を大切にしましょう。

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70最近落ち込んだ気分が続いている。これってうつ病?

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「気分が落ち込み、何もする気が起きない」という状態はよくあることで、普通はいつの間にか元気を取り戻しているものです。ところがそうした状態が2週間以上続き、日常生活にも影響を及ぼすことがあります。これが「うつ病」。まずはセルフチェックをしてみて、気になる場合はためらわずに心療内科などを受診しましょう。うつ病も生活習慣病と同じく、早期発見・早期治療が重要です。

自分でわかる変化

  • 毎日の生活に充実感がない
  • これまで楽しんでやれていたことが、今ではおっくうに感じられる
  • 以前は楽にできていたことが、今ではおっくうに感じられる
  • 自分が役に立つ人間だと思えない
  • わけもなく疲れたような感じがする

上記の2項目以上が当てはまり、その状態が2週間以上ほとんど毎日続いていて生活に支障が出ている場合は要注意です。

出典:厚生労働省「うつ対策推進マニュアル」

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