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2019年6月のトピックス 知って防ごう! 家庭での食中毒

写真6月に入ると、じめじめした日が増えていくとともに、気温も高くなっていきます。そんな高温多湿の時期に気をつけたいのが“食中毒”です。今回は、家庭での食中毒予防に役立つ情報をご紹介します。

■ 食中毒の主な原因は「細菌」と「ウイルス」

そもそも食中毒とは、食中毒の原因となる細菌やウイルスなどがついた食べ物を食べることによって、腹痛や下痢、吐き気などの症状を引き起こす病気のことです。時には命にもかかわる非常におそろしい病気です。

細菌もウイルスも非常に小さく、肉眼では見ることはできません。両者の大きな違いは、細菌は自分の力で増殖することができ、食べ物の中で自力で増えることができる一方、ウイルスは人や動物の細胞の中に入らなければ、増えることができないという点です。なかには、非常に感染力が強い細菌やウイルスも存在しており、たとえ少量でも摂取することで、下痢やおう吐など激しい症状に襲われる可能性があります。

〇食中毒の主な原因物質は細菌とウイルス

食中毒の主な原因物質は細菌とウイルス

食中毒の原因物質の大半は「細菌」と「ウイルス」で、
発生件数の約8~9割を占めています

■ 人から人へ感染するケースも

細菌が原因となる食中毒は、夏場に多く発生し、ニュースでもよく耳にするO157といった腸管出血性大腸菌は、その代表的な細菌です。食肉などに付着し、主にレバーなどの内臓肉といった食品を口にすることで食中毒を引き起こします。

一方、ウイルスによる食中毒は、冬場に多く発生します。ウイルスは、低温や乾燥した環境を好むため生存しやすく、感染力が強くなるためです。食中毒の代表的なウイルスとしてはノロウイルスがあげられ、汚染されたカキ、ハマグリなどの二枚貝といった食品が原因となります。しかし実際には、感染者が調理することによって食材にウイルスが付着し、それを食べた人に感染するケースや、感染者のおう吐物や汚物を介して、人から人へ感染するケースが多く発生しています。

■ 食中毒は家庭でも起きている

とはいえ、“食中毒”と聞いても、「飲食店での話では?」と思う人も多いかもしれません。しかし実際には、気がつかないだけで、家庭でも食中毒は起きています。家庭で起こった食中毒の場合、家族全員ではなく、そのうちの1人だけが症状を訴えたりするケースもあり、食中毒だと認識されないケースも少なくありません。とくに、小さな子どもや高齢者など、抵抗力の弱い人が食中毒になった場合、重症化しやすく、これからの季節、各家庭においても、食中毒対策は必須となってきます。

■ 食中毒予防の3原則

では、具体的にどのような対策をしていけばよいのでしょうか。
「つけない」「増やさない」「やっつける」――。これが、細菌による食中毒を予防する上での3原則です。

「つけない」ために、洗う

手には知らない間に、さまざまな雑菌が付着しています。細菌がついた手で食材や食器をさわると、手を介してそれらにも菌が付着してしまいます。そのため、調理する前や、調理途中でトイレに行ったり、鼻をかんだりした際には、必ず手を洗いましょう。
また、実際に食事をする際や、食事後、残った料理を扱う際にも、手を洗うことが重要です。

「増やさない」ために、冷蔵庫で保存

細菌の多くは、低温で増殖スピードが弱まります。肉や魚など、もともと細菌が付着しているような食材は、買い物後、すぐに冷蔵庫に入れて保存し、菌を増やさないことが大切です。とはいえ、冷蔵庫に入れたからと言って、安心は禁物。時間とともに細菌はゆっくり増殖しますので、早めに調理して食べましょう。時間が経ちすぎて、ちょっとでもあやしいなと思う食品は、思い切って捨てることも大事です。

「やっつける」ために、十分加熱しよう

ほとんどの細菌は加熱することによって死滅するので、調理する際には十分火を通すことが重要です。とくに肉料理は中心までよく加熱する必要があり、中心部を75度で1分以上加熱することが大切です。

また、作った料理を長時間、室温に放置しないことも重要です。なかには、熱に強い食中毒菌も存在しており、たとえば、カレーやシチューを作り置きし、室温に長時間置くことで再び細菌が増殖し始め、食中毒を引き起こすケースもあります。あまった料理を保存する場合には、早く冷めるように容器に小分けし、冷蔵庫で保存しましょう。

■ あやしいと思ったら医療機関の受診を

もし、下痢やおう吐といった食中毒の症状が出た場合には、脱水症状を防ぐため、しっかりと水分補給をするようにしましょう。また、下痢やおう吐は、体に入った毒素を体外に出そうとする自浄作用ですので、自己判断で下痢止めや吐き気止めの市販薬を服用するのは避け、早めに消化器科や内科などの医療機関を受診しましょう。その際、原因と思われる食品、容器なども持参するとよいでしょう。

これから夏に向けて、バーベキューなど、大勢で食事を楽しむ機会も増えてきます。食中毒への対策を万全にして、楽しい食事の時間をすごしましょう。

<参考情報>
食中毒の原因と種類」 農林水産省 子供の食育
食中毒を防ぐ3つの原則・6つのポイント」 政府広報オンライン 暮らしに役立つ情報

 
 
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