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2016年5月のトピックス ストレスに負けない脳をつくろう

写真ストレスによって脳がダメージを受けることをご存知ですか? 気になる「物忘れ」も、脳がストレスを受けたことで現れる症状のひとつです。今回は、ストレスから脳を守る方法についてご紹介します。

■ 過剰なストレスが脳にダメージを与える

「ストレス」と聞くとネガティブなイメージになりがちですが、適度なストレスであれば自分を奮い立たせたり、勇気づけたり、元気づける要因になります。一方で、過剰なストレスは心身の負担になるだけでなく、脳にもダメージを与えることがわかってきました。

脳の中でストレスに最も弱いのが、記憶と学習に重要な役割を果たしている部位である「海馬(かいば)」です。しかし、強いストレスを長時間にわたって受け続けると、海馬の機能が低下してしまうため、「さっきしまったばかりなのに、どこにしまったか思い出せない」などといった“物忘れ”が目立つようになってしまいます。

■ 脳の活性化に大切な「癒し」

物忘れをすると、「脳トレーニング」などで脳を鍛えなければと思う人が多いのではないでしょうか。しかし、ストレス社会で脳を使いすぎている状態では、脳を鍛えるのではなく、脳を癒し、リラックスさせることが脳の活性化に大切なのです。

■ ストレスに強い脳をつくるライフスタイル

1. 運動で海馬を活性化

海馬では、生涯にわたり新しい神経細胞が生み出されています。運動をすると、この神経細胞の新生を促す物質が増えることがわかってきました。

また、ハードな運動はかえってストレスになることもあります。自分が心地よく感じる強度でウォーキングなどの運動を楽しみ、習慣化していきましょう。

2. 食事で脳を癒しましょう

脳内ホルモンの中で癒しに深くかかわっているのが「セロトニン」というホルモンです。セロトニンの材料となる必須アミノ酸「トリプトファン」は、たんぱく質の多い食材(バナナ、大豆、牛乳などの乳製品、肉や魚など)に含まれます。また、脳細胞のエネルギー源として炭水化物からできるブドウ糖が必要です。栄養バランスのいい食事が、脳の癒しにつながります。

また食事以外では、朝日を浴びることや腹式呼吸でセロトニンの分泌が増えることもわかっています。

3. 自然の中でリラックス脳にチェンジ

自然の中にいると、私たちの五感がよく働くことが知られています。自然環境に触れることにより、私たちの身体はさまざまな刺激を受け、その刺激が脳を活性化します。ときには日々の喧騒から離れ、自然の中に身を置いて深呼吸してみましょう。また、このとき腹式呼吸をするとセロトニンも分泌されるので、ぜひお試しください。

ストレスが私たちの生活と切っても切り離せないものである以上、ある意味ストレスを感じることは生きていることの証といえるかもしれません。上記のライフスタイルを実践して、ストレスと上手に付き合っていきたいものですね。

 
 
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