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 平時から備えよう もしものときの健康対策

写真9月1日は、防災の日。地震や大雨などの災害は、私たちの暮らしだけでなく、地域の医療にも大きな影響を与えます。持病や薬に関する“情報”を備えておくこと、平時から災害時の“生活”を想定しておくことが、もしものときのあなたの健康を守ります。防災の日を迎える9月、あらためて健康の備えを見直してみませんか? 今回は、平時から備えておきたい災害時の健康対策について紹介します。

健康を守るための備え、できていますか?

災害対策といえば、どのようなことを思い浮かべるでしょうか? 食料品や生活必需品の備蓄、家具や家電の転倒対策、避難所やハザードマップの確認など様々なものがありますが、被災した後の“健康”を守るための備えもしっかりと行うことが大切です。地域の医療機関も被災後から非常時の体制となり、いつもの診察や薬の処方、治療ができなくなる可能性があります。そのことを想定して、あなたの健康を守るための備えについて考えてみましょう。

平時から行う災害対策の例

食料・飲料・生活必需品・医薬品の備蓄をする
医薬品や生活必需品にどのような備蓄が必要かは、持病などによっても異なります。あなたにとって必要な備蓄について考え、かかりつけ医とも相談しておきましょう!
家具を固定する・家具の置き方を工夫する
非常用持ち出しバッグを用意する
持病がある人は、1週間分の薬を持ち出しバッグに入れておきましょう! 使用期限にも注意して、新しい薬が処方されるごとに入れ替えるようにすると安心です
家族同士で安否確認の方法を決めておく
避難場所や避難経路を確認しておく

あなたの健康についての“情報”を備えましょう

日本では、約4割の人が通院や服薬治療をしているといわれています。
※厚生労働省「令和4年国民生活基礎調査および令和4年国民健康・栄養調査」
被災時には、あなたの病気や薬歴について把握していない医師に診察や薬の処方をしてもらうこともあります。そのようなときに頼りになるのが、あなたの健康に関する正確な“情報”です。おくすり手帳や薬剤の説明書など健康に関する記録を保管しておくようにしましょう。

避難生活で健康を守る工夫を知っておきましょう

災害は突然発生し、心身に大きなストレスを与えます。被災後の避難生活でも、持病の他に様々な健康被害が起こりやすくなります。少しでも安心して避難生活を送れるように、備えを見直し、避難生活で健康を守る工夫をあらかじめ知っておくことが大切です。

避難生活で起こりやすい健康被害

感染症

人が密集する避難所での生活では、感染症が発生しやすくなります。とくに、風邪やインフルエンザなどが流行しやすい冬季にはマスクを着用し、なるべく手洗い・うがいを欠かさないようにしましょう。
感染症から健康を守る工夫
□不織布マスク □アルコール消毒 □せっけん □体温計 □総合感冒薬 □マスクの着用 □手洗い・うがいの徹底 など

エコノミークラス症候群(ロングフライト血栓症)

長時間同じ姿勢をとり続けると、足の静脈に血栓ができやすくなります。この血栓が肺で詰まる肺塞栓症は、呼吸困難や死に至ることも。水分補給や足踏みなどの運動をこまめに行いましょう。
エコノミークラス症候群から健康を守る工夫
□十分な水分の備蓄 □着圧靴下 □足踏み・かかと上げなどの運動 など

肩こり・腰痛

生活環境の急激な変化や心身のストレス、慣れない作業などによって、肩こりや腰痛になりやすくなります。ストレッチや体操など、体を動かす時間を設け、もしものための薬やサポーターなども備えておくと安心です。
肩こり・腰痛から健康を守る工夫
□消炎鎮痛剤(シップ) □腰部サポーター □ストレッチや体操 など

不眠

生活環境の変化、情報過多などのストレスが重なることで、不眠につながりやすくなります。睡眠環境や不安を少しでも和らげるアイテムを備えておき、正確な情報源以外からは適度に距離を置くことも大切です。
不眠から健康を守る工夫
□アイマスク □耳栓 □深呼吸する時間を設ける など

もしものために 常備薬を見直しましょう

24時間薬が手に入りやすい昨今では、常備薬を備えている人は少ないかもしれません。しかし、薬を常備しておくことは、体調が優れないときだけでなく、防災のためにもとても大切です。とくに、薬を服用している人は飲み合わせに注意が必要なものもありますので、平時からかかりつけ医やかかりつけ薬局で相談しておきましょう。
備えておきたい常備薬の例
総合感冒薬 胃腸薬・整腸薬 皮膚治療薬 消炎鎮痛剤 など

参考資料
首相官邸ホームページ「防災の手引き ~いのちとくらしを守るために~」
内閣府ホームページ「TEAM防災ジャパン」
日本医師会「健康ぷらざNo.534:災害時のために、持病の薬を備えていますか?」

次回のテーマは『“スマホ時代”に身につけたい 目の健康習慣』を予定しています。
スマートフォンやパソコンを長時間使用して、目に疲れを感じることはありませんか? 世代を問わず多くの人が、疲れ目やドライアイなどの症状を感じている一方で、目の健康に対する関心は低いといわれています。スマホ近視・スマホ老眼になる人も増えており、今こそ、目の健康を守る習慣づくりが必要です。10月10日は「目の愛護デー」。10月から目にやさしい生活を実践しましょう!
 
 
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