文字サイズ変更
さいたまこくほweb
  トップページ  
お知らせ
今月の医療と健康
国保連合会の紹介
医療保険のしくみ
国保Q&A
介護Q&A
介護サービス苦情相談
まもるくんパーク
保険医療機関コーナー
柔整・あはき施術所コーナー
健診等実施機関コーナー
介護事業者コーナー
障害者総合支援事業者コーナー
リンク
サイトマップ
 
トップページ >> 今月の医療と健康 >> トピックス
今月の医療と健康
トピックス
 
バックナンバーはこちらへ
2019年1月のトピックス 改めて知ろう“水の健康効果”

写真わたしたちが健康を維持するために、水はとても重要な働きをしています。そのため、国も「健康のため水を飲もう」推進運動を行っています。今回は、意外と知らない!? 体と水の関係、体を健康に導く水の飲み方についてご紹介します。

■ 水の働き

水は、わたしたちの体重の50~80%を占め(年齢や性別によって差がある)、生命活動に欠かせないものです。主に血液の成分として栄養素や酸素など、体に必要な多くの物質を全身に運ぶ役割をしています。また、老廃物の運搬、体温調節、恒常性(血圧や血糖値など)の維持など、体内の機能の調整にも大きな役割を果たしています。

○体重あたりの水分量

新生児 80%
乳児 70%
幼児 65%
成人男性 60%
成人女性 55%
高齢者 50~55%

環境省「熱中症環境保健マニュアル」

■ 1日にとりたい量

穏やかな環境で普通の生活をしている場合の水の必要量は、1日あたり2.5L程度です。運動などで大量に汗をかいたときには、発汗量に見合う水分・塩分の補給が必要です。

○水の摂取と排泄(例)

水分の摂取(計2.5L) 水分の排泄(計2.5L)
食事:1.0L
体内でつくられる水(代謝水):0.3L
飲み水:1.2L
尿・便:1.6L
呼吸や汗:0.9L

環境省「熱中症環境保健マニュアル」

■ 水の健康への影響

【とりすぎたとき】

腎臓の処理能力を超えるほど水を摂取すると、倦怠感や意識障害、けいれんなどが起きる「低ナトリウム血症」になります。

【不足したとき】

体重の5%の水を失うと「脱水症状」や「熱中症」などの症状が現れます。20%を失うと命に危険が及びます。また、血液の粘度が高まって血流が悪くなり、脳梗塞や心筋梗塞などのリスクが高まります。

■ 水分補給を健康生活に生かす4つの習慣

(1)のどが渇く前に飲む
のどの渇きは脱水が始まっている証拠。渇きを感じてから飲むのではなく、渇きを感じる前に水分をとることが大切です。いつもマイボトルを携帯すると便利です。

(2)就寝の前後・入浴の前後に飲む
睡眠中や入浴中は体内の水分が汗などで蒸発し、血液の粘度が高くなりがち。就寝の前後・入浴の前後にコップ1杯の水分補給を心がけましょう。

(3)食べる前に飲む
食事30分前に1杯の水を飲むと満腹感を得やすくなるという報告があります。また、飲酒をするとアルコールによる利尿作用により脱水を引き起こしやすくなるので、水を一緒に飲みましょう。悪酔いや二日酔いを防ぎ、酒量も減るので肝臓は大助かりです。

(4)たばこを吸いたくなったら飲む
禁煙チャレンジ中の方なら、たばこに手が伸びそうになったときに水をコップ1杯ゆっくり飲んでみましょう。くり返すうちに、たばこを欲する気持ちが徐々に軽減し、また水がたばこの有害毒素を体外に排出してくれます。

ほかにも、ストレスを感じたとき、イライラしたときには1杯の水を。飲むことに意識を集中させると、目の前のストレスから意識をそらすことができ、健康にも、人間関係にもよい影響をもたらします。

このように、水を飲んで体のすみずみに質のいい、きれいな血液を流すことこそが、「健やかに生きる鍵」です。水を飲むことは、今からできる最も簡単で確実な健康法です。あなたの健康でいきいきした毎日、そして未来のために、コップ1杯を習慣にしましょう!

 
 
このページのTOPへ


(C)2004 saitama-kokuhoren