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2018年12月のトピックス 薬との上手な付き合い方

写真薬は、適切に使用してこそ期待する効果が得られるものです。誤った使い方をすれば、症状悪化を招き、医療費や薬剤費のムダな増加につながります。今回は、薬の基礎知識、薬と上手に付き合うポイント、薬剤費を節約するコツをご紹介します。

■ 医薬品の種類と使い方

医薬品には、処方薬と市販薬の2種類があります。

①処方薬

処方薬は、医師が患者さんそれぞれの症状に応じて処方し、薬局で調剤して渡されます。市販の医薬品より効き目が強い分、副作用があらわれることもあるため、医師や薬剤師の説明をよく聞いて使用しましょう。

持病が複数あって、いくつかの病院にかかっている場合は、薬を調剤してもらう薬局を1つに決めて「かかりつけ薬局」にすることをおすすめします。「かかりつけ薬局」では、患者さんの体質(アレルギー歴、副作用歴)や過去の薬歴を把握したうえで服薬指導をしてくれます。

②市販薬

薬局(薬剤師が常駐し、処方薬を調剤できる)や薬店(医薬品を販売できるが、調剤できない)で販売されている市販薬は、自分の判断で使うもので、正しく使えば副作用は比較的少ない医薬品です。

しかし、アレルギー体質や副作用の経験がある、妊娠している、持病がある、処方薬を使用している場合などは、その旨を必ず伝え、副作用の説明を受けましょう。

■ 医薬品を安全に使うポイント

医薬品に添付された説明書には、「用法・用量」や「使用上の注意」といった、その医薬品を使うときに守らなければならないことが書いてあります。きちんと読んで、正しく使いましょう。

あげない・
もらわない
似た症状であっても、体質は人により違います。処方された薬はあげたり、もらったりしてはいけません。
守る 薬の使用時間、量、回数などの指示を守ることで薬の効果があらわれます。
管理する 使用期限や保管場所を守り、きちんと管理しましょう。
注意する 薬には副作用があります。薬を使用しているときには体調の変化に注意し、気になる症状が出たときにはすぐに医師や薬剤師に相談しましょう。

■ 処方薬の薬剤費を節約しよう

現在、日本の薬剤費は国民医療費全体の18%(※)を占めています。医療技術の進歩による高額な薬剤の出現によって、今後ますます薬剤費が増えていくことは明らかです。少ない自己負担で、充実した医療を受けられる「医療保険制度」を存続させていくために、わたしたちひとり一人が薬剤費の節約を心がけていきましょう!

(※)厚生労働省「平成28年 国民医療費」

○薬剤費の節約のコツ

①ジェネリック医薬品を利用しよう
ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、新薬(最初につくられた薬;先発医薬品)の特許期間が切れたあとにつくられた、新薬と同じ有効成分をもつ薬です。新薬に比べて価格が安いので、医師や薬剤師に使用の希望を伝えて、積極的に活用しましょう。

②薬の飲み残しを相談しよう
飲み残しの薬(残薬)は、薬剤費のムダにつながります。かかりつけ薬局に持っていけば、薬剤師がチェックして、まだ使える薬は使い、医師とも相談して処方を調整してくれる場合があります。

③病院や薬局には、必ず「お薬手帳」を持参しよう
医師や薬剤師に処方薬をチェックしてもらうことで、薬の重複を避けることができます。チェックを容易にするため、お薬手帳は1冊にまとめて管理しましょう。

薬の効果を引き出すためには、正しい知識と専門家によるアドバイスが欠かせません。薬との付き合い方を見直して、毎日の健康管理に活かしていきましょう。

 
 
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