文字サイズ変更
さいたまこくほweb
  トップページ  
お知らせ
今月の医療と健康
国保連合会の紹介
医療保険のしくみ
国保Q&A
介護Q&A
介護サービス苦情相談
まもるくんパーク
保険医療機関コーナー
柔整・あはき施術所コーナー
健診等実施機関コーナー
介護事業者コーナー
障害者総合支援事業者コーナー
リンク
サイトマップ
 
トップページ >> 今月の医療と健康 >> トピックス
今月の医療と健康
トピックス
 
バックナンバーはこちらへ
2016年4月のトピックス 脚の不快症状で眠れない! “むずむず脚症候群”

写真眠りかけているときやじっと座っているときなどに、ふくらはぎなどに虫がはうような不快なむずむず感を経験したことはありませんか? 不眠の原因ともなり、睡眠不足で生活の質の低下を引き起こす「むずむず脚症候群」を改善する生活ポイントなどを解説します。

■ むずむず脚症候群とは?

むずむず脚症候群はレストレスレッグス症候群(RLS)、下肢静止不能症候群とも呼ばれ、脚(とくに、ふくらはぎ)のむずむず感のため、脚を動かさずにいられなくなる症状が特徴です。

不快感は脚を動かさなければ解消しません。そのため、頻繁に脚を動かすことになって、深刻な不眠をもたらします。また、睡眠障害は、不眠のほかにも高血圧や糖尿病といった生活習慣病の引き金となり、事故にもつながります。次の症状に思い当たる場合は、睡眠の専門医である神経内科や精神科を受診することをおすすめします。

○こんな症状は「むずむず脚症候群」かも

□脚を動かさずにはいられないほどの不快感がする

□静かに横になっているときや座っているときに症状がでたり、悪化する

□歩いたり、脚を伸ばすなどの運動をすると症状が軽くなる

□症状は、日中より夕方や夜間に強まる

むずむず脚症候群の原因

原因として、脳の中で神経どうしの連絡役となっている物質「ドパミン」の機能異常や鉄欠乏性貧血などドパミンを作るのに使われる鉄分の不足、遺伝、そのほか腎不全や妊娠などが関与していると考えられていますが、正確な原因は明らかになっていません。

■ 治療

薬物療法と非薬物療法(生活習慣の改善)があります。生活習慣の改善は、重症度にかかわらず、必ず行います。生活習慣の改善だけで効果が不十分なときには、薬物療法を併用します。

■ むずむず感を減らす生活改善ポイント

症状が軽い場合には、生活習慣の改善だけでよくなる場合があります。喫煙、飲酒、運動不足、肥満がむずむず脚症候群に悪影響を及ぼすことが報告されています。

睡眠の状況を見直す
  • 規則的な就寝・起床を心がける
  • 就寝前の激しい運動は控える
  • 就寝前に短時間歩いたり、脚のマッサージをする
就寝前の飲酒、喫煙、カフェイン飲料の摂取を控える
  • 症状を悪化させるため、できるだけ控える
  • カフェイン飲料は鉄分の吸収も妨げる
適度な運動を習慣にする 全く動かないことや逆に激しすぎる運動は症状を引き起こすことがある
適切な体重を維持する 健康的な食事と適度な運動を心がけ、肥満を防ぐ
症状から注意をそらすことを見つける 暇なときにはつい脚の症状に注意が向いてしまうので、集中できる趣味などで症状から注意をそらす工夫をする
その他 お風呂やシャワーなどの温度刺激により症状が軽減することがある(温かい方がよいか、冷たい方がよいかは個人差がある)

生活習慣の改善だけでよくならない場合には、早めに専門医を受診しましょう。

 
 
このページのTOPへ


(C)2004 saitama-kokuhoren