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2015年5月のトピックス 知っているようで知らない“PM2.5”

写真2012年頃から、急にテレビや新聞で、中国のPM2.5についての報道が増え、海を渡る越境大気汚染の影響が心配されるようになりました。しかし、PM2.5について詳しいことはわからないという人も多いのではないでしょうか?PM2.5の実態と体への影響を解説、防ぐための方法をご紹介します。

■ PM2.5ってなに?

PM2.5 とは、大気中に浮遊する小さな粒子のうち、粒子の大きさが2.5μm(マイクロメートル)以下の粒子のことです。1μm=1mmの1000分の1なので、目に見えないほどの小さな粒子であることがわかります。

その成分は、元素状炭素(いわゆる黒いスス)、有機炭素(発がん物質など)、硝酸イオン、硫酸イオン、アンモニアなどの化学物質と重金属などです。組成は、地域や季節、気象条件によって異なります。

■ どうやって発生する?

(1)一次生成:ものの燃焼などによって直接発生

発電所・工場・事業所 ボイラー、焼却炉などのばい煙を発生する施設、コークス炉、鉱物の堆積場等の粉塵を発生する施設など
乗りもの 自動車、船舶、航空機など
自然 土壌、海洋、火山など
家庭 たばこの煙、調理、ストーブなど

(2)二次生成:様々な物質が大気中で化学反応を起こして発生
一次生成のものの燃焼によって排出される硫黄酸化物や窒素酸化物、溶剤・塗料の使用時や石油取り扱い施設からの蒸発で排出される揮発性有機化合物などのガス状物質が、大気中で光やオゾンと反応し、PM2.5が生成されます。

■ 健康への影響は?

PM2.5は髪の毛(直径70μm)の約30分の1程度と極小の粒子のため、容易に体の内部へ入り込みます。ぜん息や気管支炎などの呼吸器系疾患や心臓病などの循環器系疾患を発症したり、とくにすでにこれらの疾患がある人は症状が悪化するリスクが高まることが心配されています。また、子どもや高齢者はより影響を受けやすいため、用心する必要があります。

■ 健康に影響する濃度は?

環境省では、PM2.5について健康を保持するための「環境基準」と、健康への影響が出る「濃度水準」(下表参照)を定めています。ただし、ぜん息患者などのハイリスク者では、この水準より低い濃度でも影響が出る可能性があり、注意が必要です。

  • 環境基準値:1年の平均値が15μg/m3以下で、かつ、1日の平均値が35μg/m3以下
  • 濃度水準指針値:1日平均70μg/m3(暫定値)

注意喚起のための暫定的な指針

出典:政府広報オンライン「PM2.5による大気汚染 健康に及ぼす影響と日常生活における注意点

■ 指針値を超えたときの日常生活上の対策は?

ガードポイント① できるだけ外気を吸入しない

PM2.5の濃度が指針値(1日平均値70μg/m3)を超えた場合には、その吸入を減らすため、屋外での激しい運動や外出をできるだけ減らすことが有用とされています。また、窓の開閉をなるべく行わないことで外気を取り込まないようにすることも効果があります。洗濯物を外に干すのも控えましょう。

ガードポイント② 防じんマスク(医療用・産業用)を着用する

N95やDS1(※)以上の規格の防じんマスクは、PM2.5の吸入を減らす効果があります。花粉症のマスクもPM2.5を完全に防ぐことはできませんが、ある程度の効果はあります。

※N95…米国の規格に基づきNIOSH(米国労働安全衛生研究所)が定めた規格
DS1…厚生労働省が定めた規格。

そのほか、空気清浄機については、フィルターの有無や性能によって除去効果が異なるので、製品表示やメーカー、販売店に確認しましょう。

ガードポイント③ 住んでいる地域の濃度を確認する

PM2.5をはじめとする大気汚染物質濃度は、環境省の広域監視システム【そらまめ君】や各自治体のPM2.5関連情報サイトなどで速報値が公表されています。いたずらに不安がらず、確かな情報と知識を持って対応していきましょう!

 
 
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